目次
01. NISAでの積立ミス体験談|僕がやらかした具体的な失敗とは?
僕がつみたてNISAで心からやらかしてしまった経験を正直にシェアします。
僕が選んだのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称“オルカン”。
ところが、知らずに同じ「全世界株式」の名前を持つ別ファンド、**eMAXIS 全世界株式(窓口販売用)**を購入していたのです。
毎月の積立設定をチェックしたとき、違和感に気づきました。Slimではなく“窓口用”であることが表示されていたのです。
このファンドは信託報酬がやや高く、Slimとの差はわずかでも、長期積立だと利回りに大きく差が出ます。実際、数か月積立した時点で数千円レベルのコスト差が発生していました。
「名前が似ているから見逃した」——これは意外と初心者だけでなく、慣れている人でも起こりうるミスです。
02. オルカンなのに別ファンド?間違えた投資信託の違いな“積立ミス”5選
経験とリサーチを通じて、NISA初心者がやりがちなミスをまとめました。SNSを見ていても、実際に多くの人が経験しているミスばかりです。
- 名前の似たファンドを買ってしまう(僕の失敗)
→ ファンド名がほとんど同じでも「Slim」とつかないだけで中身もコストも別物です。特に楽天証券では検索に両方出てくるため、紛らわしさMAX。 - NISAではなく“特定口座”で購入
→ 「買ったと思ったらNISAじゃなかった…」というミス。購入時の選択肢で間違えると、せっかくの非課税枠を無駄にしてしまいます。 - 積立設定をし忘れて「買えていない月」がある
→ これは地味に痛い。口座は作ったけど積立設定をしなかった、設定はしたけど1回限りだった、など。 - 引落口座の残高不足で積立失敗
→ 証券口座と銀行口座を連携していても、入金し忘れで「積立エラー」になることも。 - 信託報酬やファンド中身を確認せず“なんとなく買う”
→ 「オルカンっぽいからこれにしとこう」と名前だけで選ぶと、意外とコスト高ファンドを選んでしまっているケースが多いです。
このようなミスは、最初に正しく設定していないと気づきにくく、放置して数ヶ月・数年後に「あれ?」と後悔することになります。
03. NISA初心者がやりがちな4つの失敗パターンスト
では、これらのミスを未然に防ぐにはどうすればいいのか。僕自身が行っているチェックポイントを紹介します。
ミス内容 | 対処法 | チェックポイント |
---|---|---|
ファンド名の間違い | 正式名称をしっかり確認 | “Slim”がついているかを必ず見る |
特定口座で購入 | 注文時にNISA口座を選択 | 注文ボタンの上に「NISA口座」と表示されているか確認 |
積立設定ミス | 設定完了メールを保存 | 月初にリマインダーを設定して確認する |
残高不足 | 給与日と引落日を意識して入金 | 1週間前に通知が来る設定を活用 |
ファンド名やつみたて設定のミスは初回だけなので、購入時にしっかり確認しましょう。上記のようなミスは、投資初心者ほど見落としがちなので注意が必要です。

04. NISAの積立ミスを防ぐためにできる4つの対策なる
信託報酬が0.1%違うと、10年でどれだけの差が生まれるかご存じですか?
仮に100万円を年利5%で運用した場合:
- 手数料0.5% → 約1,628,895円
- 手数料0.4% → 約1,641,594円
わずか0.1%の差でも10年で約1万3,000円の差になります。これが20年・30年となると、最終的な資産額に大きな開きが出てきます。
だからこそ、最初のファンド選びや積立設定は「地味だけど超重要」です。
Slimシリーズは、コストが業界最安水準で、放置投資にも向いています。 また、Slimは競合と比較され続ける存在なので、信託報酬が引き下げられやすいというメリットもあります。
僕はミスに気づいた時点で、すぐSlimに切り替えました。金額にして数千円の損で済んだのは、比較的早く気づけたからです。
05. Q&A:よくある問いと解決策
Q1:間違えて買ってしまったファンド、売ってもいいの?
→ 「売ってSlimに乗り換える」のが最適です。オルカンについては、基本的に長期投資です。気づいたタイミングで買い替えるようにしましょう。
Q2:利益が出てる場合でも売却すべき?
→ 利益が出ていても、「これから長期でSlimに積み立てる」と決めているなら、早めにリセットした方が得策です。
Q3:特定口座で買ってしまった分はどうする?
→ 保有したままでも構いませんが、非課税を活かすためには整理してNISA口座の積立に集中する方が効率的です。
Q4:確認はどこを見ればいい?
→ 楽天証券やSBI証券なら「保有ファンド一覧」「積立設定」ページをチェックしましょう。ファンド名や口座種別が記載されています。
「NISA=楽天やSBI」だけではありません。
使いやすさや機能性で選ぶなら、松井証券やauカブコム証券なども選択肢に入れてみてください。
05. 失敗から学んだこと|正しく付き合えばNISAは心強い味方
投資は完璧を目指すより、早く気づき修正することが重要です。
僕はSlim一択に切り替えて今は積立継続中。
この記事が、同じようなミスに悩む誰かの助けになればうれしいです。
🔗【参考URL】
- eMAXIS Slim公式ページ: https://emaxis.jp/lp/slim/
- 楽天証券: https://www.rakuten-sec.co.jp/
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