目次
01. iDeCoの魅力と「モヤモヤ」のはざまで
iDeCoは掛金が全額所得控除になる大きなメリットがあります。税金が減り、効果的に資産形成ができる制度ですが、僕にはどうしても引っかかる部分がありました。
60歳まで引き出せない…そんな制限が重く感じられたんです。
将来が見通せない今、不安はいつも心のどこかに引っかかっていました。
02. 僕が感じた3つの“不安”と向き合う
僕自身がその当時に引っかかっていた“不安”を整理します。
- 「本当に60歳まで使わなくて平気?」
- 受け取り時に税金がさらに発生する?
- 制度がこのまま継続される保証はあるの?
特に僕は非正規の公務員で、収入は安定していても将来の見通しは決して明るくありません。
60歳まで積立が続けられるかも未知数です。
制度変更や受給時の税負担も見えにくいため、これだけは“リスクが残るな”と感じていました。

03. SNSやFPの情報は「正解」ではない
SNSやFPの中には「iDeCoはやるべき!」と強く推す声もありますが、それらはあくまで制度の一般論です。
「年収が高い」「長期安定した収入がある」といった前提が合えば効果が高いのは事実ですが、僕には合うとは限りません。
僕と同じく、収入が不安定だったり老後まで生活設計が漠然としている人にとっては、逆にそれが負担になる場合もあります。
「制度」が良くても「自分自身にとって安心できるか」が最も重要です。
04 僕が出した今の答え:月1.2万円で“両立型”スタイルへ
ここで僕がたどり着いた答えは「iDeCoを続けながら、つみたてNISAも活かす」というスタイルです。
- iDeCoを月1.2万円で継続
→ マネーフォワードで家計を見直し、余剰資金だけを使う設計に変更
→ 無理なく続けられる範囲に収めて、心理的負担を軽減 - つみたてNISAを併用
→ こちらはいつでも取り崩せる柔軟性が魅力
→ ネットで話題のオールカントリーを継続中
こうすることで、制度の恩恵を受けつつ、もし将来何かあっても“取り崩せる備え”を確保できます。
制度のみではなく、自分の人生設計で安心を作り出すこと、それこそ個人投資の醍醐味だと思っています。

05 生活支出を見直して、“安心できる設計”を
僕がこのスタイルを実現できたのは、家計の見直しが前提にあったからです。
マネーフォワードで毎月の支出を可視化し、固定費やサブスクを整理したからこそ、「余剰で使って良い資金」が明確になりました。
その方法をシェアすると、
- スマホやサブスクの無駄を排除
- 支出をカテゴリー別に可視化
- 「使っていい」と安心する範囲を意識
これだけでも、精神的な余裕は見違えるほど変わったことを実感しています。
06. 最後に:選択肢を持つことが、安心への第一歩
iDeCoは制度そのものより、大切なのは “いつでも選択を変えられる”自由を持つこと です。
今は「月1.2万円」で始められている安心感があるので、続ける価値を感じています。
しかしライフスタイルが変わった時には、増額・停止・受け取り方の変更なども視野に入れて、自分なりの出口戦略を構築できるようにしています。
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