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僕も迷った「NISAとiDeCo」どっちが先問題
投資を始めようと思ったとき、まず出てくるのがこの疑問。
「NISAから始めるべき? それともiDeCo?」
実際に僕自身も、投資について調べれば調べるほど、両方のメリットが強調されていて混乱しました。
SNSやブログでは「両方やるべき」「とにかく早く始めろ」なんて声も多くて、プレッシャーすら感じていたのを覚えています。
でも、最終的に僕はNISAから始めるという選択をしました。
その理由を、実体験を交えてお話ししていきます。
まずは違いをざっくり比較【メリット・デメリット】
どちらも「運用益が非課税」になる制度ですが、性質はけっこう違います。
まずは違いをざっくり比較してみましょう。
項目 | NISA | iDeCo |
---|---|---|
対象年齢 | 18歳以上 | 20〜60歳(※条件により延長可能) |
引き出し | いつでも可能 | 原則60歳まで引き出せない |
節税効果 | 運用益が非課税 | 掛金が所得控除+運用益も非課税 |
資金の柔軟性 | 高い | 低い(途中解約できない) |
上限額 | 年間最大360万円 | 年間14.4万〜81.6万円(職業により異なる) |
僕が「NISAを先に選んだ」理由
僕は現在、地方自治体の会計年度任用職員として働いています。
いわゆる「公務員」に分類されますが、実際は契約が1年ごとに更新される非正規職員。
収入が安定していないのが正直なところでした。
その状況で、60歳まで引き出せないiDeCoにお金をロックするのは怖かったんです。
せっかく節税になっても、急な出費に対応できなかったら意味がない。
それに対して、NISAは「いつでも解約できる」という安心感がありました。
「万一困ったら、引き出せる」ってだけで、かなり心理的なハードルが下がりました。

今は家計の改善も進み、月1.2万円を全世界株式に投資しています。
気持ちにも余裕が出てきて、投資が「生活の一部」になりつつあります。
じゃあiDeCoはいつ始めるべき?
もちろん、iDeCoも非常に優れた制度です。
特に収入が安定していて、所得税をしっかり払っている人には、節税メリットが大きい。
僕の場合、今後もし正規職員として採用されるなど、収入が安定したらiDeCoをスタートしようと考えています。
以下のような人には、iDeCoもおすすめです。
- 正社員で安定収入がある
- 退職金が少ない or ない
- 節税メリットをしっかり受けたい
結論:投資初心者にはNISAが圧倒的におすすめ
最初の一歩として、NISAは「安心・柔軟・シンプル」な制度です。
投資の感覚をつかむには最適。
いきなり両方をやろうとせず、まずはNISAで始めてみるのが、失敗しにくい方法だと思います。
僕も、NISAで投資に慣れてからiDeCoを追加する予定です。
最後に:あなたにとって無理のない選択を
投資は「生活を豊かにするため」の手段であって、我慢や不安が増えるものではありません。

SNSで「両方やれ」「早くやれ」と言われても、焦る必要はありません。
あなたのペースで、無理のない方法からスタートすることが一番大切です。